あなたを悩ませる「つらい! 」人間関係から自由になる本
Introduction of the Book
●人間関係はスキルだけでは、解決しない
「人間関係やコミュニケーションのストレスなんて、一瞬で消し去ることが出来ますよ!」
と聴いたらどんな感じがしますか?
「そんなことが簡単に出来るなら、誰が苦労するんだ!」
「ウソ~、信じられない、眉唾だあ」
「新しいセミナーを紹介するためのオーバートークでしょ」
「まあそんなのに騙されて、引っかかる人がいるんだよな、可愛そうに・・・」
「こういうことをいう人間は嘘つきかサギ師に違いない!」
といったような反応が出てくるのではないでしょうか?
何しろ昔の私は
- 人間と10人出会えば、9人は嫌い
- 人の話を心から聴けない
- 余計なことを言い過ぎてもめる
- でも本当に言いたいことは言えない
- ちょっとでも反論されたり、ましてや小バカにされると、超ムカつくか・落ち込む
- 要領や頭の悪い人間を見ていると、イライラする
- 他人の悪い所ばかりが目についてしまう
- 知らない人たちの輪に入るのは苦手
- そもそも人と一緒にいると疲れる
- 電車の中でも道を歩いていても、ちょっとした誰かの行動が目障り
- 買い物や食事で入った店のスタッフの態度が悪いとキレる
- 自分より優れた人と一緒にいると緊張したり、劣等感を感じてしまう
そんな人間でした。
結果的には、「部下から総スカン」「上司とはバトルして左遷」、さらには「夫婦は離婚」・・・。
人間関係のすべてを崩壊させてしまいました。
そしてある時から「これではダメだ」と気づき、一生懸命勉強し始めました。
その最初は「コミュニケーション・スキルの上達」に力を入れました。
「聴き方」「質問の仕方」「話し方」「話し合い方」などです。
なぜならば人間関係の問題を解決するには、
コミュニケーション・スキルを高めることが一番の近道だと思ったからです。
もちろん今でもそれらが全くムダで、効果がなかったとは言いません。
むしろ表面的なやり取りという面では大いに役に立っています。
しかしズタズタになった人間関係や、
そのストレスでボロボロになった心を根本的に変える力にはなりませんでした。
その苦しい経験から、私は次の結論に至りました。
聴き方・話し方・話し合い方などの、表面的なコミュニケーション・スキルをいくら学んでも、
それだけでは本当の意味での対人力・人間関係力は向上しない。
これをお読みになっている方には、今それらを一生懸命に学ばれている方もおられるでしょう。
また中にはそれら教えるコーチや指導者の方もおられるでしょう。
ですから先の発言に愕然とされた方や、ムッと反発したくなった方もおられるかもしれません。
もしそう感じられたなら、深くお詫び申し上げたいと思います。
しかし、先に申し上げたように、自分自身が悩み苦しみ抜いた経験から導き出した結論なので、
その確信度は高いのです。
●人間関係がこじれる根本原因はこれだ!
そして、今ならその理由がはっきりと言えます。
それはコミュニケーションや人間関係がこじれる本質的原因は、
「ネガティブな感情・感覚(=生理反応)」だからです。
1つ例をあげてみましょう。もしある人が、自分の上司のことを
「感情的、または生理的に受け入れられない」と感じているとしましょう。
この問題が、
" 聴き方の技術 "を学べば解決するでしょうか?
" 話し方の技術 "を学べば解決するでしょうか?
" 話し合いの技術 "を学べば解決するでしょうか?
誰が考えても「解決は難しい」か「表面的な解決になる」のではないでしょうか。
なぜならば、その人はその上司の話を「聴きたくもない」し、「話したくもない」からです。
そして、その根本的原因は「感情的、または生理的に受け入れられないから」なのです。
つまり、感情的に「キライなものはキライ!」であり、
生理的に「ムリなものはムリ!」という状態なのです。
これは「聴き方・伝え方などの、コミュニケーション・スキルが原因ではない」のです。
だとするならば、この上司との関係を根本的に改善する唯一の方法は、
「感情的・生理的に受け入れられるようになること」です。
それが出来ないままでは、コミュニケーションや人間関係が成り立たないばかりではなく、
もう会社に行くことさえイヤになるでしょう。
少し極端な例でしたが、そこまでいかなくても、
- その部下の顔を見るだけでイライラしてしまって、話を聴くことが出来ない
- 怖い上司にビクビクしてしまい、言いたいことが言えない
- どんなに練習しても、ドキドキしてしまうので、人前で上手く話せない
くらいのことなら、どこにでもある話でしょう。
これが昔から「人間は感情の動物である」と言われるゆえんです。
だからこそ、このような
「感情と感覚(=生理反応)」という、
コミュニケーションや人間関係の最も根本的な問題を扱わなくては、本当の解決にはならないのです。
●「感情と感覚(=生理反応)をコントロールする技術」こそが解決の鍵
その事に気づいた私は、次に「感情と感覚(=生理反応)をコントロールする技術」を学びトレーニングし続けました。
そのかいあって今では先に挙げた症状の90%以上は解決しています。
正確に言うならば、今でも上記のような症状は出てはきますが「一瞬で消せる」ので、
問題がないのです。相当ムカつくことがあっても、その気になれば短くて数秒、
長くても数分以内にほぼ消し去ることが出来るのです。
本当に夢のような話ですが、今まさに私はその「夢のような幸せ」を、日々実感しています。
人間関係にイライラ・ムカムカ・オドオドすることなく、穏やかな心で人と接し、
毎日を過ごすことが出来るという幸せです。
そして、その幸せを実現する「感情と感覚(=生理反応)をコントロールする技術」こそが、
本書でご紹介させていただきます「コミュニケーション・ブレークスルー・テクニック」の数々なのです。
もしあなたがそのような技術を身につけることに興味がおありでしたら、本書がお役に立てると思います。
●コミュニケーションや人間関係のストレスフリーの世界へ
申し遅れましたが、私は株式会社エンパワーリングの上村光典と申します。
職業はメンタル&コミュニケーション・コーチとして、日本を代表するような大手企業を主なお客様とし、
延べ10万人以上の方々に研修やセミナーを提供させていただいています。著作も本書で6冊目となります。
中には韓国語・台湾語・中国語になったものもあります。
今考えると不思議ですね。かつて人間関係のすべてを崩壊させてしまった私が、
自分の問題を解決しただけではなく、他人様の問題を解決する手助けが出来るまでになったのですから。
ある意味奇跡のようです。
そしてその奇跡のようなことは、受講して下さった方にも起きています。
- 今までで、こんなに明るく・軽い気分で生活できたことがない
- 親としゃべるだけでも気が重かったのに、一緒に旅行にいってしかも楽しかったんです!
- もうどうしてもそりの合わない上司がいたのですが、知らず知らずに普通にしゃべっていたら、周りの人に「何があったの!?」と不思議がられたんです。
こんな事が次々と起きています。
だから私は確信を持って言えます。
「あなたの人間関係のストレスや問題も、必ず解決できる!」と。
そして、ぜひあなたを「コミュニケーションや人間関係のストレスフリーの世界」へいざないたいと思います。
では、はじめて参りましょう!
■Chapter1
人間関係をこじらせる脳と深層心理のメカニズム
■Chapter2
あなたの中にある「不快な感情」を認めなさい
■Chapter3
どんな人間関係も苦にならない魔法の思考法
■Chapter4
人間関係のストレスがスーっと消える不思議な呼吸法
■Chapter5
ストレスに強いカラダ、弱いカラダ
■Chapter6
嫌いな人がいなくなる「脳内イメージ」の書き換え方
■Chapter7
人間関係の悩みが消えてなくなる口癖の魔力
■Chapter8
カラダ・イメージ・コトバを総動員してストレスを消し去る
■Chapter9
記憶をリセットすれば、人間関係はゼロから作り直せる
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